ERCOL(アーコール)とは

 

1920年、ルシアン・アーコラーニ(家具デザイナー)が会社を設立。

彼はスチームで湾曲させるウィンザーチェアの製造技術を完成させたほか、ニレ材を自由自在に変形させる事も実現しました。そして、彼は家具デザイナーとしても新鮮でセンスの良いデザインを追及しました。

現在は彼の家族らによって経営されています。

 

BBCのインタビューを受けるルシアン氏
BBCのインタビューを受けるルシアン氏

デザイナー、ルシアン・アーコラーニ氏は1888年イタリアで生まれ、1923年にイギリスの市民権を取得し、アーコール社を設立。

イギリスの伝統的なウィンザー様式の家具を製造する傍ら、その伝統を打ち破り新たなウィンザーのデザインと普遍的なモダンデザインに挑戦したアーコール社の創業者。

History of ERCOL

1888年(0歳) 創業者ルシアン・アーコラーニがイタリア南部の 町サンタンジェロに生まれる(5月8日)。

1898年(10歳) 一家でロンドンに移り住む。 1906年(18歳) ショーディッチ技術研究所でデザインを学ぶ。

1910年(22歳) フレデリック・パーカーに呼ばれ、ハイウィコムに移り住む。

1920年(32歳) アーコール社を設立。 1932年(44歳) Walter Skull & Son Limitedの事業を引き継ぐ。

1945年(57歳) 蒸気を活用して、エルム材によるウィンザーチェアの 代名詞となる「4a Windsor Kitchen Chair」の大量生産に成功する。

1956年(68歳) スタッキングチェア、ラブシート、スタジオカウチなど 「オリジナルズ」シリーズを発表する。 1958年(70歳) バタフライチェアをデザイン。

1962年(74歳) 女王エリザベス2世がハイウィコムを視察。 英国ブランドの使節団の一員として来日。

1963年(75歳) 英国国内のスクールチェアとしてスタッキングチェアが採用される。

1964年(76歳) 百貨店の髙島屋を代理店として、日本に初めて輸入される。

1972年(84歳) Worshipful Company of Furniture Makersのために家具を制作。 遺作となる。 1976年(88歳) アーコラーニ逝去(6月9日)。

1977年 アーコラーニの長男ブレットと次男バリーが経営を引き継ぐ。

1979年 張り家具やダイニングチェアのクッション交換サービスに 対応するため、椅子張り工場を拡充する。

1985年 NCを導入し、スピーディな製造を確立する。

1993年 アーコラーニの孫エドワード・タドロスがチェアマンに就任。

2002年 工場をプリンセスリスボローに新設して移転。

2003年 ㈱ダニエルと日本おける総代理店契約を締結。 デザイナー、マーガレット・ハウエルと共同で 「オリジナルズ」シリーズを復刻。    

2009年 ロンドン・デザインフェスティバル期間中に V&Aミュージアム広場でスタッキグチェアを使用してアーチをかける。

2010年 イギリス生産のすぐれた製品の証しとされる デザイン・ギルド・マークに認定。 2011年 アーコラーニのひ孫ヘンリー・タドロスがアーコール運営に加わる。

2013年 N.Y.で開催のICFFにてエディターアワードを受賞。 国際家具見本市ミラノサローネに初出展。 新作がデザイン・ギルド・マーク優秀賞を受賞(2015年、2016年も)。

2015年 日本人デザイナーとして初めて安積朋子さんが 「FLOW」チェアをデザインする。 パオラ・ナヴォーネによるデザインの「NEST」ソファシリーズを発表。

2018年 新ソファ「VON」シリーズを発表。 「VON」シリーズがインターナショナル・インテリア・ デザイン・アワード受賞

2020年 創業100周年 L.ERCOLANI COLLCTIONを発表



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